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子どもの靴の選び方を、現役保育士が解説!

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子どもの靴の選び方って難しいですよね。特に1歳前後のヨチヨチ歩きのころから、言葉で伝えることがまだまだ難しい2,3歳くらいのまでの子どもは、定期的にサイズをチェックしなければならないですよね。

足の成長が著しい小学校高学年、中学生でも親がきちんと靴のサイズを見てあげる必要があるかと思います。

きつい靴に気づかず履き続けたり、成長を見越して大きすぎる靴を選んだり・・・間違ったサイズの靴を選ぶと、疲れやすく長時間歩くことが難しくなる他、足の変形や発育だけでなく心身の健康にも影響をもたらしますし、将来の運動神経にもかかわってくる問題だと言われています。

子どもの成長は早いので頻繁に靴を買い替えるのはとても大変ですが、大切なお子さんのためにも、”今”の足のサイズに合う靴を選んであげることが大事ですね◎

今回は子どもの靴の選び方や購入場所について詳しくお伝えしていきたいと思います。

靴選びにこだわる理由

私は学生時代から陸上競技でトップを目指しており、靴選びはかなり慎重に時間をかけて行っていました。

そのクセもあってか自身の子どもの靴を選ぶ時もネットでサイズだけを見て購入するのではなく、必ず店頭へ行き試し履きをしてサイズを入念に計り靴裏を見たり硬さなど色んな所を見て選んでいます。靴選びには結構命かけてます!(笑)

私の熱意が私の子どもに伝わっているのか、子ども自身も靴に関してはかなり関心が高く、光る靴やキャラクターもの、などは絶対選びませんし、欲しくても我慢してくれています💦(その代わりお洋服は好きなものを着せています)

現在保育士として働いていますが、お散歩へ行く際の子どもの靴を見てみると…

大き目の物を選んでいる方や、お下がりの靴をお持ちの方も見受けられます。

必ず正しい知識を身につけて靴を選びたいものですよね。

なかなかすぐにお近くに良いシューフィッターに出会えないということもあると思います。

ご自分で選ぶ際に注意した方が良い点を、元陸上部目線、そして母目線、更に保育士目線でお伝えしていきます。

シューフィッターがいる店舗を探そう

子どもの靴の選び方として、知識のある専門家から購入するのが一番です!

足と靴と健康協議会のHPから≫シューフィッター検索

ができますので、お住いの都道府県からお選びすることができます。

私も子どものファーストシューズ選びの際にはお世話になりました✨

お近くに店舗がない場合や遠くてすぐに行けない方は、イオンやダイエー、スポーツショップのゼビオ等に”足型計測器”がある店舗があるので、お近くの店舗をチェックしてみてください。

足型測定器で足のサイズを見ていただき、どんな靴が合うのか見てもらうことができます。

私はイオンの中にある靴屋さん、Greenboxの足型測定器で子どもの足を計っていただいたことがあります。

実際に計っていただいたところ、「幅広で4E(ゆったり)ですね!」と言って印刷された紙をいただいた時は驚きました💦3E(ややゆったり)だと思っていたので。

※ただ、子どもの重心のかけ方によっては、想定外の数値も出てしまうことがあるので、慎重に図る必要がありそうです。

必ずお店で試し履きをしよう

大切なお子さんの靴は、必ず店頭で試し履きすることをおすすめします。

足のサイズが合っていても、意外と横幅がきついということがよくあります。

また、同じメーカーのものでも、サイズが微妙に異なったり、作った年により変わることもあります。

足幅を見落としがちだったりするので、注意が必要です!

現代の子どもは足幅が細くなっている傾向だそうで、細見の靴が多く販売されているとのこと。

買ってから「合わなかった」なんて事がないように、細部までみる必要があるんですね。

今までのイメージだと、「日本人だからアシックスでしょ」なーんて考えがあったのですが、現在はアシックスも細身の傾向にあるとスポーツショップの方が仰っていました。

中敷きが取れるものを選ぼう

まずは中敷きを取り外せる靴を選びましょう。

※子どもの足は一日コップ約1杯分の汗をかくといわれています。なかなか頻度高く洗うのが難しくても、定期的に中敷きを取り外して洗ったり乾燥させてあげると雑菌の繁殖を防ぐことが出来るようです。

中敷きを取り外し、子どもは立った状態で靴のかかとを合わせ、つまさきから大人の人差し指1本空いていればOKです。

かかとが硬いものを選ぼう

かかと部分をチェックし、適度に硬いかを確認しましょう。

かかとがぐにゃっと曲がる靴はNGです。

かかとがすぐに潰れてしまうほど強度の弱い靴はNGです。

かかと部分に芯が入っている靴を選びましょう。

靴の裏を見てみよう

靴の裏を見てください。

グリップ性をよく確認しましょう。

うらがツルツルしているような物は、運動には向ていません。土の上では地面を捉えることができず、滑りやすいです。

そこまで走ったりしないのであれば良いのかもしれませんが、運動会やなにか大事なイベントがある場合は、グリップがしっかりとしている転びにくい靴を選ぶと良いでしょう。

マジックテープがついている靴を選ぼう

ファーストシューズから小学校低学年くらいまではマジックテープの靴がおすすめです。

脱ぎ履きしやすく、親もしてあげやすい。ホールド力もあり走る際にも脱げにくいのです。

紐のない靴やスリッポンだけは絶対にやめましょう。フィット感やホールド力が乏しく、最悪の場合運動中に靴が脱げてしまうことも。

マジックテープでしっかり足をホールドすることで、走りやすくなることはもちろん、転びにくくなり運動能力が向上していくでしょう。

20㎝前後からマジックテープの靴は少なくなり、だいたい小学校中学年くらいで紐靴へシフトしていきます。

おさがりはNG

お下がりは基本的にNGです。

お兄ちゃん、お姉ちゃん、お友達のお下がり、もらうことが良くあると思います。

申し訳ないのですが、変な履きグセがうつります。

姿勢がおかしくなったり、歩き方も変わってきてしまいます。

買い替えの頻度

3歳未満…3カ月に1度

3歳以上…半年に1回

最低でもこのくらいのスパンで確認していきましょう。

履き方

 子どもに任せるのは慣れてからにしましょう。

かかとを合わせて履き、床にかかとをトントンとして履きます。そしてマジックテープをしっかりめに止めましょう。

適当にマジックテープをとめると、うまく走れない他、転倒し怪我につながります。

まとめ

「足は第二の心臓」と言われるように、足を守る靴選びは慎重に行いたいですよね。

中敷き・かかと・靴裏・マジックテープ!特にこの4つの点に留意し、お子さんの足に合った素敵な靴が見つかるよう願っています。

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